藤原和博プロデュース新シリーズ 「japan 311」 の物語りが始まります
9月18日(日)に宮城県石巻市雄勝町において、オーガッツ 『そだての住人牡蠣』 イベントが開催されました。
当日は皆様のご協力によって実現した 重要無形民俗文化財の「雄勝法印神楽」 の太鼓2張を、同保存会に正式に引渡しをする儀式を行いました。
同イベントに参加された方々が見守る中、藤原 和博 氏と共に店長もおごそかに引渡しをすることができました。
引渡しの後、この太鼓による演舞が津波に飲まれた雄勝支所の広場にて行われました。
炎天下、約30分間にわたる熱演でしたが、演舞者もそれを見守る観客も汗だくの中、平安時代から数百年続く伝統的な神楽が見事に復活しました。
軽快でありながら重厚な太鼓の音が穏やかな雄勝の湾に大きく大きく響き渡り、皆の心を打ちました。
数百年の伝統を感じさせる感動的な神楽でした。
当日は林 真理子さんもイベントに参加し、共に雄勝の復興を祝いました。
来る9月18日(日)に宮城県石巻市雄勝町において、オーガッツ『そだての住人牡蠣』イベントが開催されます。
このイベントは東日本大震災から立ち上がる、宮城県・雄勝の猟師たちが作った合同会社『オーガッツ』が主催するもので、「牡蠣、ホヤ、帆立、銀鮭」の4種類の海産物を雄勝にて育てて頂く、また雄勝の未来を育てて頂くという主旨のもと、全国に呼びかけて「育ての住人」を募集しているものです。
イベント当日は、雄勝町・旧雄勝町役場前のオーガッツ桟橋で行われます。勿論わたくし店長も、長野から参加致します。11時からは太鼓奉納ということで、今回皆様のお力添えで寄贈させて頂く太鼓で重要無形民俗文化財の「雄勝法印神楽・演舞」が初めてお披露目されます。
その模様は、追って皆様にこちらの公式サイトにてご報告させて頂きます。
2011.9.8
完売御礼申し上げます。
皆様のお力添えを頂きお蔭様で完売いたしました。
宮城県石巻市雄勝町の復興を願いを込めて作った「japan 311」ですが、おかげさまで、限定30本全て予約完売いたしました。多くの皆様のお力添えを頂き、大変感謝しております。ありがとうございました。
売上金は津波で流されてしまった重要無形民族文化財に指定されている「雄勝神楽」の太鼓の復活に使って頂きます。今後の活動につきましては随時、こちらで報告させて頂きたいと思います。
「japan 311」の詳細はこちら
2011.9.6
「japan 311」が8月21日付の長野県の地方誌『長野日報』に掲載されました。
8月21日付の長野県の地方誌『長野日報』に宮城県石巻市雄勝町の復興を願いを込めて作った「japan 311」の記事が掲載されました。おかげさまで、多くの皆様からお問い合わせ・ご予約を頂いております。ありがとうございます。引き続き、雄勝石の時計「japan 311」(限定30本)の予約受付中です。
「japan 311」のご予約はこちら
2011.8.23
2011.9.21
藤原和博プロデュース「japan 311」 -13-
「japan 311」が8月11日付の『朝日新聞』に掲載されました。
8月11日付の『朝日新聞』に「japan 311」の記事が掲載されました。宮城県石巻市雄勝町の復興を願い、現在、復興支援につながる雄勝石の時計「japan 311」の予約受付中です。
「japan 311」のご予約はこちら
2011.8.12
「japan 311」メモリアルプレートが完成!
藤原和博氏が津波から蘇った奇跡の石「雄勝(おがつ)石」に寄せる、熱い復興の思いを雄勝石の石盤に深く刻みました。これは「japan 311」のBOXに収めて、ご購入者にお渡し致します。
2011.8.4
「教育夏まつり 2011 in 東北(石巻)」が2011年8月20日(土)に宮城県・石巻市にて開催されます。
「japan 311」の特別バージョンモデルもこの場で公表されます。
テーマは「いっしょに学び、いっしょに遊び、いっしょに語ろう!」です。
【よのなか科】出前授業として、藤原和博氏が授業を行います。ぜひ皆様お出かけ下さい。
詳しくはこちらをご覧下さい。
2011.8.2
雄勝石の文字盤プロトモデルが完成!
メモリープレートに刻まれるメッセージも決まりました!
津波から蘇った奇跡の石は
硯の原石としても日本の伝統文化を支えてきた
その雄勝石を文字盤にした「japan311」
歯車カバーの碧い渦は津波 テンプの見える窓は海岸線
奪われた「とき」を蘇生するために私たちは祈り
そして立ち上がる
人間の英知を結晶させたこの腕時計とともに
「japan 311」のご予約はこちら
2011.7.28
雄勝石の試作文字盤が完成!
ついに雄勝(おがつ)石を使用した「japan 311」の文字盤と、雄勝石のメモリアルプレートが完成しました。
津波から蘇った奇跡の石、 雄勝石 。建物がみな津波で壊滅した雄勝(おがつ)の町で、石が泥だらけで掘り出され、ボランティアたちが拭き清め、これを使用して東京駅の駅舎の復元を進めています。
その雄勝石をメモリアルな文字盤にして、藤原和博プロデュースによるSPQRオリジナル腕時計「japan」の新シリーズ「japan 311」と共に、こちらのメモリアルプレートにメッセージを込めて、お届けする予定です。
2011.7.21
雄勝石文字盤の試作は7月20日に完成予定で推進中
7月5日、雄勝(おがつ)石の産地である、石巻市 雄勝町を訪れました。津波による被害は想像を絶する甚大なもので、その復興も極めて困難である印象を受けました。
「japan 311」プロジェクトのきっかけを創って頂いた、仙台の竹下 様 (中嶋病院 事務長) のコーディネートで、雄勝石の伝統工芸師の高橋 様 (㈲高橋頼母硯店) から、おかれた状況を詳しく知ることができました。澤村理事長 (㈱澤村製硯) や高橋様のリーダーシップのもと「雄勝石の硯(すずり)」を復興させる熱い熱い思いを知ることができました。
「日本の大切な伝統工芸として絶対に残していかねばならない」希望をしっかり受け止め、「japan 311」を通して些細でも広く日本中に雄勝石のことを伝えることが出来ればいいと思います。
現在は「japan 311」の文字盤を試作中です。四タイプの文字盤ですが、最も雄勝石をアピールできる仕様にしたいと思います。7月中にはプロトタイプを完成させます。
※写真上から
①屋上まで海水に浸かった雄勝総合支所の建物 ②残された雄勝石の原石 ③泥の中から見つけられた硯と文字盤に使う原石は同じ ④雄勝総合支所内部の雄勝石の壁 ⑤雄勝総合支所1F内部に残された書類と太鼓 ⑥雄勝総合支所から海を臨む
2011.7.7
いよいよ雄勝石文字盤の試作を開始しました。
雄勝(おがつ)町の災害復興で多忙を極める中、現地、雄勝町の㈲高橋頼母硯店・高橋様より雄勝石の原石を受け取りました。
初めて見る原石ですが、鈍い黒色の風合いを見て「japan 311」の文字盤に組み込まれた勇姿を想像することができました。
被災された現地の皆様、復興に関わる皆様を勇気づけ、元気づけるシンボルになるべく全力を注いで参ります。
早速、文字盤メーカーにて雄勝石オリジナル文字盤にすべく、原石の素性を見極めて、最適の加工条件を探求していきます。
同時に「japan 311」のメモリアルなメッセージを雄勝石のプレートに彫り込む様、準備を進めています。
2011.6.26
「japan 311」は今回の大震災の復興を祈って商品化するものです。冒頭、商品化のいきさつについてご説明させて頂きます。
「japan」シリーズも 第1弾「japan」が完売し、第2弾「japan」 2010を展開中でございました。
「japan」 2010は、限定100本(ピンクゴールド25本、シルバー75本)を展開中ではありましたが、今回の第3弾「japan 311」の商品化を急ぎました。それはできるだけ早い時期に完成させて、少しでも早く復興の力づけになりたいとの思いからです。
その為に、シルバーモデル75本(既に35本は販売済み)のうち、未販売分40本を「japan 311」に転用致します。(うち10本は藤原様より復興関係者の皆様に贈呈) 尚、残りわずかとなりましたピンクゴールドモデルは継続して25本全て販売致します。
従いましてケースのシリアルナンバーは、6時側のかん又に刻印されておりますがケース裏蓋には 「japan 311」 の限定番号 「311-01」~「311-30」 レザー刻印致します。
ご予約時、ご希望の方はこの限定番号を、ご予約順にご指定頂けます。
2011.6.21
藤原 和博氏 の災害復興にかける篤い思いを原文のままご紹介致します。
雄勝石は、津波から蘇った奇跡の石だ。建物がみな津波で壊滅した雄勝(おがつ)の町で、石が泥だらけで掘り出され、ボランティアたちが拭き清めた。これで、東京駅の駅舎の復元も進む。屋根の黒いスレートは開業当初から雄勝石だった。最高裁判所が入っていた法務省の古いビルといい、赤茶色のレンガの建物には、鈍く光る雄勝の黒屋根が似合う。雄勝石は、硯の原石としても、日本の伝統文化を支えてきた。
その雄勝石をメモリアルな文字盤にして、藤原和博プロデュースによるSPQRオリジナル腕時計「japan」の新シリーズ「japan 311」が発売される。
現地では工場も流され、円盤への加工は不可能だ。だから、原石を掘り出されたまま購入させていただき、経済支援する。さらに、販売収入の中から藤原へのライセンス料分を、雄勝石の加工工場の復活や、同じく流されてしまった伝統行事「雄勝神楽」の太鼓の復活に使ってもらう。
文字盤のデザインは「japan」 2010を基調にした世界初の「ひょうたん型」シースルーで、金色に輝くテンプによる時の刻みがはっきり見えるようにしている。針を動かす中央の歯車カバーは深い碧の波状だが、これは「津波」だ。「津波」で奪われた「とき」を再び動かすために、人間の英知を結晶させた雄勝石が奇跡を起こし、未来への「とき」を刻み始める。そうした祈りがこもった時計なのだ。
細部のデザインは、このシリーズを担当する元セイコーのカリスマデザイナー岡谷哲男、生産販売はコスタンテ(清水新六社長)。
私と雄勝との出逢いは、4月に仙台であったNPOの連絡会議で、PTA会長から雄勝小中学校の壊滅の訴えがあったときからだ。その後、一貫して雄勝中学校(佐藤淳一校長)の復興を、仙台をベースに活動しているチーム立花と支援している。いまは高校の校舎を間借りしているのだが、書道の道具を子どもたちに届けるところから始めて、荒れ果てたテニスコートを整備したり、給食のおかずを届けたり。
子供地球基金(鳥居晴美代表)もこの学校でアートワークショップを開いたし、文化戦略会議の面々(林真理子、三枝成彰、勝間和代、茂木健一郎ら)は出前授業をやってくれた。7月にはソフトテニス部との合同合宿があり、8月には東京から学生ボランティアを連れて行ってサマースクールを開く。
和田中でやったありとあらゆる試行錯誤を、もう一度石巻の雄勝でやる。なぜなら、私は「最も悲惨な体験をした子どもたちには、最も豊かな教育を受ける権利がある」と考えるからだ。産業の復興もまた子どもたちとともにあり、目撃させたい物語なのである。
2011.6.14